
女性ホルモンの中でも妊娠に重要な役割のあるエストロゲン(卵胞ホルモン)が減少すると、不妊につながる可能性があります。 不妊とは、妊娠したくてもできない状態のことですが、WHO(世界保健機関)によると、避妊していないのに2年以上妊娠できない期間がつづくと、それをを「不妊」と定義しています。
妊娠は、「排卵し、受精、そして受精卵の移動、その後着床する」というプロセスが必要ですが、このうちのどれかひとつでもうまくいかなかった場合に、不妊症となります。このプロセスの最初の「排卵」の過程が起こるには、エストロゲンとの関係がとても深くかかわっているのです。
排卵に至るプロセスは、まず、エストロゲンの分泌量が増えることにより、子宮内膜が厚くなります。それにともないブロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されることにより、卵巣が刺激され、卵子が卵巣の外に飛び出し、排卵します。
そして、排卵後はエストロゲンとブロゲステロンの両方のホルモンが分泌されることにより、子宮内膜が受精しやすい状態になり、排卵された卵子が子宮に進み卵子は受精の準備をします。妊娠しなかった場合、不要になった内膜を体外に排出するのですが、これが生理となります。
妊娠する過程で、この最初の排卵が起こらないかぎり、その後の経過はありません。エストロゲンの働きは妊娠のためにもとても大切なのです。もしエストロゲンの分泌が異常に減少してしまうと不妊につながってしまう可能性があるのです。